東日本大震災は10年前
2011年の3月11日、当時の私は千葉県の海浜幕張にあるタワービルで仕事をしておりましたが、25階建てビルの16階ということもあり、かなり激しい揺れに見舞われました。
なにかにつかまっていないと立ってられない揺れというのは初体験でした。
歩道に液状化現象が起きて泥水が吹き出してるのを見たのも初めて。
その後も、東京湾沿いの工場で爆発が起きたのを眼にした時は、この世の終わりかと思ったりもしました。
爆発音の後にきのこ雲が…
同僚の車に同乗させてもらって何時間もかけて東京に戻ってくることができました。
家のなかは結構いろんなものが落ちたり引き出しが開いてたりしましたが、三兄妹は1つのトイレに入って、揃ってブルブル震えてました…人間の場合、壁の密度が高いトイレや浴室が空間として安全といわれていますが、猫も同じなんでしょうか…留守中だったとはいえ可哀想なことをしました。
その後も、食器の音にはかなり敏感に反応して、ビクッとすることが多かったことから、揺れが大きかったときは、家の建具や食器が一斉に凄い音を立てたみたいで、それがトラウマになっていたようです。
東日本大震災は余震も凄かった
当時は毎日のように結構な震度の余震が続きました。
震度3や4の余震も毎日のようにあったように記憶しています。
昨夜は久々に東京でも震度4の揺れでしたが、あんなのが毎日のようにあったとは…
携帯の緊急地震速報の音は、どうやら猫にとっても緊張する音らしくて、携帯がわめき出すと猫の身体がぎゅっと緊張したことを覚えています。人間も血圧があがりますもんね。
揺れを長女猫が計測中。
我が家の場合は、長女猫がかなり精巧な震度計で、震度3以下の揺れだと全く反応せずに寝てましたが、大きく揺れだすと頭をあげて耳をピンとたてて、まるで耳を澄ますかのようにしていましたが、震度3強の揺れだと判断すると、ソファの下や出窓の枠など、安全な場所にそそくさと避難するのが常でした。
自主避難後の長女猫「揺れ、収まった?」
なので、長女猫の動きを見て、「今の震度は4だな」「大した揺れじゃなかったな」とか判断したものですが、かなりの確率で正しかったのを記憶しています。彼女は優秀な震度計でした。
その一方で、男子猫たちは地震が起きるとそこで固まってゆらゆら揺れていました。野生の防衛本能とかは無いな…
我が家が崩壊するようなことがあっても、長女猫だけは生き残れたかもしれません。
昨夜の次男猫
ここのところ、夜になると風呂場の蓋の上でまったりするのが常の次男猫ですが、昨夜は風呂場にはおらず、私が入浴している間に揺れが襲いました。
まさか地震を予知して風呂場に来ていなかったというわけではないでしょうが…
風呂から上がってテレビで地震速報を見ている間、次男猫はずーっと私のお腹の上に居ました。久々の地震でちょっと怖かったようです。
私の腹の上から動こうとしなかった昨夜の次男猫
昨夜は久々に大きな地震でしたが、それでもまあパニックになるようなことはありませんでした。
夜が明けて、徐々に被害が明らかになっていますが、M7.3の震度6強の地震で、建物が大きく崩壊することもなく、また死者が出なかったことは、やはり地震に強い国だと思います。
ただ、避難所など人が集まるところのコロナ対策は、早々にその正しさを問われることになるかもしれません。
災害は忘れたころに
東日本大震災の直後は、通販各社の倉庫が被災したり、物流網が寸断されたりして、なかなかモノが届かなくなることがありました。
また、輪番停電があったりもしましたし、夜になると節電のために街灯が間引きされて暗い夜だったりもしました。
もう、ちょっと忘れてましたよね(笑)。
しかし、「災害は忘れた頃にやってくる」と古くから言われ続けています。
各ご家庭におかれましても、数日程度の食料は備蓄をしておいた方がよろしいかと思います。
コメント