猫科のゴロゴロは本当に可愛い
猫飼いにとって愛猫がゴロゴロ言うのは至福の時間…
“My world literally revolves around you”
🎥ig: lisatorajaqueline pic.twitter.com/hXDYQtnUdc
— Nature is Amazing ☘️ (@AMAZlNGNATURE) July 21, 2018
上のチーターみたいにデカい音ではなかったのですが、先代の長男猫はいつもごきげんで、抱っこするとよくエンジン音のようなゴロゴロ音を聞かせてくれました。次男猫は気分が乗ればゴロゴロ言ってくれましたが、長女猫はかなり喉を撫でないと聞かせてくれませんでした。それでも三兄妹が猫団子になっているとゴロゴロ音の三重奏みたいになってることがあって、それはもう幸せな光景でした。
しかし、弊ブログでも検索されるワードで「高齢猫 ゴロゴロ言わなくなった」というのが結構上位に来るのです。なんとも切ない…
ゴロゴロ言わなくなる理由は不明
なんでゴロゴロ言わなくなるのか…というのは不明です。というのも、そもそも猫科の動物のゴロゴロ音はどうやって鳴っているのかが不明だからです。
猫のゴロゴロ音が鳴る仕組みは、人間でいうノド仏のあたりに該当する「喉頭」の筋肉が収縮し、声帯が振動することで鳴っていると考えられていますが、実は現代においてもはっきりと解明されていません。
ゴロゴロいうメカニズムが不明なので、ゴロゴロ言わなくなる理由になるともっと分からないということになります。喉の筋肉が収縮して声帯が振動してゴロゴロ言っているという仮説の通りだとすると、筋肉が衰えて声帯を振動させられなくなっているのではないか、ということになります。
猫が年老いてくると、びっくりするくらいに筋肉が落ちます。あんなに隆々としていた腕や脚もびっくりするほど細く、こんもりしていた背中もげっそりしてしまい、触って肋骨がすぐに分かるほどに。末期になると骨と皮状態になってしまいました。あれはツラかったなあ…。
かかりつけ獣医師さんのびっくり回答
次男猫の通院の時に、かかりつけ獣医師先生に「最近、ゴロゴロ言わなくなってるんですけど…」と尋ねたことがあるんですが、
「めんどくさいんじゃないですかね、ははっ」
と、相変わらずのいい加減な回答。「ゴロゴロの仕組みが分かってないですからねー」と言いつつ、なんともとぼけた答えでした。
まあ、年をとったら何事もめんどくさくなるのは、よくわかります。私自身、以前は休みの日には外出したり、食べ歩きをしたり…ということもありましたが、最近はもう外に出るのがめんどくさい。コロナ禍で外出機会が激減したことで、自粛が明けてもこのめんどくささに拍車がかかっています、ワタシも。「めんどくさいからゴロゴロ言わない、ニャーニャーも言わない」というのも、実際にはそういう側面はあるのかもしれません。
「老猫がゴロゴロ言わなくなった」と不安になって検索されてきた方に私が言えるのは、「年をとったら言わなくなることもある。筋肉の衰えの可能性もあるし、年をとってめんどくさくなったからかもしれません」ということです。
年をとってからは、ゴロゴロも言わず、あまりニャーニャーとも言わず、こちらの顔をじっと見てなにかを訴えかけるような表情をよくしていました。お腹が空いていたのか、喉が乾いていたのか、はたまたトイレに行きたかったのか…ニャーニャーとよく鳴く構ってチャンだった長男猫は、足腰が立たなくなってからは本当に鳴かなくなりました。鳴くどころではなかったのかなあと思うと切ない気分になります。
基本的に、アンチエイジング関連商品はアヤシイと思っている性格ですが、このアンチエイジングサプリは本当に効いたと思わされました。「腎臓、関節、認知機能に効果」と言われると何やら過剰広告ではと思いますが、ホントに効いたと思います。マジでコスパがいい!
急に言わなくなったら要注意
ただ、「いつもはゴロゴロ言うのに急に言わなくなった」は要注意かもしれません。「急に鳴かなくなった」とか、逆に「いつもは鳴かないのに急に鳴くようになった」も要注意。
つまり飼い主さんが感じる「いつもと違う」というのは警戒レベルを1ランク上げて観察すべきだと思います。いつもと違うフードを与えた後だったらアレルギーなどかもしれませんし、異物を飲み込んでお腹の様子がおかしいのかもしれません。原因が分からないと言わず、なにかいつもと違ったことが無かったかを思い出してください。
いつもと違う低いゴロゴロ音と発している時は、痛みや何かを我慢していることがあるようです。ご存知の通り、猫は敵に弱みを見せない/襲われないために、痛さや辛さを隠す習性がありますので…
ご参考:獣医師先生がご推薦されてました猫介護本
コメント
ゴロゴロの正体は横隔膜の振動だと聞いた事があるのですが、正確に判ってないのですね。
機嫌のいい時のゴロゴロは聞いているとこっちまで幸せになるのですが「負けるもんか」と気力を振り絞ってゴロゴロする場合もあるそうです。
三女も殿も最後(最期)の日には私にゴロゴロを聞かせてくれました。
切ないですが下僕だけが聞くことのできる猫からの贈り物でした。
猫乃三時さん、こんにちは。
そうですか、三女ちゃんも殿も最期にゴロゴロを聞かせてくれましたか。
三兄妹ともに最期のゴロゴロは聞けずじまいでしたので羨ましい…。
次男猫は激しい息遣いでしたが、ひょっとしたら「負けるもんか」とゴロゴロ言ってくれてたのかな。
姫ちゃんは控えめなゴロゴロですが、イビキというか寝息はかなり爆音です!w
初めまして。
高齢猫+痙攣で検索してこちらのブログに辿り着きました。
一緒に闘病しているような感覚で励まされたり、看取りの心構えをしたり、クスッと笑って息抜きしたりしながら、全ページを読ませていただきました。
虹の橋に旅立った今は、ペットロス関連の記事を何度も読み返しています。
うちの子も、喉を鳴らす音がおかしい?と思ったのが、最初の兆候でした。
獣医さんの前では喉を鳴らしてくれないし、家で動画を撮ってもゴロゴロ音はうまく録音できませんでした。
その時の検査では明らかな異常は見つからなかったのですが、飼い主が感じる猫の体調の変化を、獣医さんに正確に伝えるのは本当に難しいです。
3きょうだいの最後の子でした。
うちは女の子2で、性格からして姉・弟・妹の順番だと思います。
近所のゴミ捨て場にいた子を衝動的に保護してしまいました。
ペット禁止アパートでコソコソ暮らした後、ペット可マンションを買って引っ越したところも、たけさんと同じです。
独身女性が猫のためにマンションを買うなんて、人生捨てたねなどと周囲には言われましたが、捨てたどころか、猫と出会って私の人生が始まったと思います。
元気だった頃はもちろん、闘病も看取りも、最後の子を見送るまでの21年、猫たちと暮らせたことが本当に幸せで宝物でした。
猫の死の1週間ほど前、今まで見たことのない白い猫が我が家で遊んでいる夢を見ました。
夢の中の私が「うちには病気の老猫がいるのに、別の子の面倒なんか見られない」と思って振り向くと、猫は私の隣で、元気だった頃の姿で笑っていたんです。
あの夢は、また他の子と暮らしてもいいよというメッセージだったんでしょうか。
私の心の整理がつく頃に、たけさんと姫ちゃんのような運命の出会いがあるんでしょうか。
その日のために、私もちゃんと生きていきたいと思います。
これからも姫ちゃんとお幸せに! ブログも楽しみにしています。
アールさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
わあ、とても良く似た境遇をお過ごしで…ちょっと思い出して涙腺が緩んでしまいました。
濃厚だけど厳しい時間をお過ごしだったと思いますが、
弊ブログが少しでもお役に立ったのならうれしいことこの上ないです。
3ニャンズはきっとアールさん以上に幸せな日々を過ごしたんだと思います。
白い猫さんは、きっと誰かが着替える毛皮を試してたのかもしれませんね。
当分は白猫さん要チェックです!
猫バカさんは無猫で過ごすのはもったいないです。運命の出会いはきっとやってきます!
その日を私も楽しみにしています。