すっかり慣れた自宅輸液
自宅での輸液も3ヶ月になり、朝晩とやっているとすっかりと慣れました。
以前は、液漏れなどを起こしてしまうと朝から気分が落ち込んだものですが、最近では滅多に失敗をすることもなく、短時間で輸液を終えることが出来ています。
次男猫も、嫌がることなく…いや、嫌なんだとは思いますが、逃げたところで結局つかまって輸液されてしまうので諦めているようなのですが、非常に協力的で、お互いにストレスも少なく輸液を行うことが出来ています。
元気なときは時々私の手をカプカプ噛んで抗議しますが…。
以前は輸液中も逃げようとしたり、急に動いたりしてドキッとさせたものですが、以前に比べて輸液をする時の抵抗が減っていて、今は大抵は終わるまではおとなしくじっとしてくれています。
ただ、体内時計で我慢する時間は決まっているようで、いつもよりも輸液時間が長くなると「もういいでしょ」と言わんばかりに勝手に終えようとするのは困りものですが。
輸液の後はご褒美のちゅ~る
これが次男猫が輸液を頑張る理由かもしれませんが、輸液のあとはちゅ~るをご馳走します。
どうして猫さんはちゅ~るを食べる時には一生懸命な顔になるんでしょうね?
「チックンのあとはちゅ~るが出る」ということはすっかり学習済みのようで、輸液をした後は以前のようにどこかに逃げて隠れるということもせず、ゴハン場でちんまりと待機しています。
ちゅ~るを揉んでいると、舌をペロペロさせてスタンバイしていますが、これがまた可愛いのです。
最近、与えるちゅ~るは、栄養(特にカロリー)を摂らせるために、「総合栄養食」か、「下部尿路に配慮」のまぐろです。
腎不全であることを考えると、「腎臓に配慮」が一番良いとは思うのですが、どうも食いつきが上記の2つに比べて劣ります。
成分上、リンを思い切りカットしているせいか、どうも旨味が足りないようで、やや食べ残すことが多いように思います。
カリカリを食べた量が少ない時は「総合栄養食」のちゅ~るを選んでいます。ゴハンが足りないと栄養不足になるので、少しでも栄養素のバランスが取れたものを与えるためです。その場合、リンやミネラルが多くなってしまうので、意識して食後にレンジアレンを水に混ぜてシリンジで与えます。
カリカリをよく食べている時は「下部尿路に配慮」か、「腎臓に配慮」を選んでいますが、入手のしやすさを考えると「下部尿路」が多いかな…
食いつきに関しては、我が家の次男猫に関しては、「下部尿路 > 総合栄養食 > 腎臓」です。ご褒美という点では「下部尿路」の方が嬉しいはずです。
通院ストレスが激減した自宅輸液
かつては毎日のように通院して輸液をしてもらっていたことを考えると、自宅で比較的うまいこと輸液が出来るようになったことで、私自身の通院ストレスは相当に減っています。
おそらく次男猫もそうだと思います。キャリーバッグに押し込まれて揺られて病院に行かなくてすみますし。冬は寒いし夏は暑いし。冬場は、どんなに暖かくして連れて行っても、診察台の上では寒いみたいで震えてましたから。
自宅でやるぶん、飼い主は「自分の猫に注射針を刺す」という責任を負うことにはなりますが、これが意外と慣れるもんですよ。「針を刺すのが怖い」という方は多いでしょうし、以前の私もそうでしたが、うまく出来るようになると、家事と同じくらいに日常の行為になってきます。
今では、輸液よりも大きめのカプセルを飲ませるときのほうが緊張します(笑)。
次男猫と同じ歳の猫友さんも、最近になって自宅輸液を始められましたが、今では独りでもキチンと終えられるようになったそうです。
自宅輸液にはわかりやすいご褒美を
ハードルが高そうに思える「自宅輸液」ですが、慣れればなんとかなります。「注射針を刺す」怖さというデメリットはもちろんありますが、それ以上にメリットを感じます。
昨年の1月に虹の橋を渡った茶トラ兄妹、当時の私は通院での輸液にこだわっていましたが、当時から自宅で輸液をしていれば、腎不全のしんどさや通院のストレスを軽減できていたと思います…
食い意地がはった長男猫だったら、「輸液したらちゅ~るが出る」ということくらいは容易に学習出来たはず。今だったら、3ニャン居ても流れ作業のように自宅輸液をしてあげられたはずで、晩年でも、もっと身体をラクにしてあげられたのになあとしみじみ思い出しています。
自宅での輸液に躊躇している方、出来れば自宅輸液にもチャレンジしてみてください。
最初は上手くいかないことも多いかと思いますが、慣れますよ!!
(しかし、最初はイヤになるくらい上手く出来ないかもしれません)
こんなのあるんですねー。保定用の猫ベッド。これ、便利そうだなあ!自宅輸液をやったことがある方は分かると思うんですが、あると便利ですよ、このカタチ!
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