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【猫】ノミ・ダニ避け用品にご注意を

1 猫
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姫ちゃんにハゲ再発

春になって、姫ちゃんの耳が再びハゲました…

ちょっと痒がることが増え、後ろ脚で猛烈に掻くことが増えてましたが、ちょっとしたハゲが一晩で広がり、片耳だけだったのが両耳へと拡大する傾向が見られました。

姫ちゃん、昨年の10月も掻き壊しから耳だけでなく、顔もかなり脱毛しちゃってました。

昨年11月ごろ…こうしてみると結構ヒドかったな…

この時は、アレルギーやら何やらを疑いましたが、培養検査の結果、真菌症という診断となり、抗真菌薬の服用と外用抗真菌剤でキレイに治りました。

季節の変わり目にはこうしたことが起こりやすいと聞いていたので、警戒はしていたのですが、愛猫が脱毛するのを見るのは飼い主としてはあまり嬉しいものではありません。

自分では気づかないうちに、ノミやダニが家の中に居るのかもしれない…と思ったのが良くなかった…!

市販のペットのノミ・ダニ対策品

ワンコは散歩で外に行った時に虫をもらっちゃうことも多いでしょう。我が家の近所では猫ちゃんが外を歩いている光景はほとんど見ませんが、半分外飼い猫ちゃんが多い地域もあるでしょう。そうしたところでは、皮膚や被毛にノミやダニがついちゃうこともあるでし、だからこそこうした対策品というのがたくさん販売されているのだと思います。

先代猫たちは、ノミやダニに無縁でスポットなハゲも滅多にできたことがありませんでしたが、こうした対策品を使えば予防できるのかなとなんとなく思ってました。今回、姫ちゃんの耳パゲもダニの可能性もあるなあと思って、軽い気持ちでホームセンターでこうした対策品を手に取ったのでした。

パッチテストは問題無かったのに

こういう時は取り扱い説明書を読みます。そこではパッチテストをしてくださいと書いてありました。アレルギーとかもありますしね…

お試しで数滴を滴下して3時間様子を見たのですが、特に皮膚が赤くなることもなく、おかしいところは何もなかったので、残った薬剤を首の後ろあたり2箇所に本格的に滴下しました。

ただ、しばらくすると姫ちゃんが妙な興奮状態に…。

しょっちゅう背中を振り返る、掻き掻きする、変な格好で寝て、飛び起きて走り回って大声で鳴いて…しばらくして落ち着いて寝たと思ったら、ビクッと飛び起きて背中を振り返り…の繰り返し。目つきも爛々として、妙にハイテンション。明らかに異常行動です。

毛をかき分けて滴下したところを確認したのですが、特に赤く腫れてるとか炎症を起こしている感じではありませんでした。ただただ、行動がおかしいのです。首の後ろなので、舐め取ることはできませんが、掻き掻きした後ろ足を舐めてるような気もします。

ネットで製品レビューを見ると、そっくりの反応を見せた猫ちゃん多数…

はい、中止です!

急いで、お湯を含ませたタオルで、洋服のシミをとる要領で毛と皮膚から薬剤をつまみ取るように拭き拭き。何度もタオルをゆすいではつまみ取り拭き拭き…ゴメンねゴメンねと謝りながらせっせと拭き取りました。

拭き取った後はかなり落ち着いて、妙に後ろを振り返ったり狂ったように掻いたり、突然に飛び上がったりということは無くなりました。相当な不快感や痛みがあったのかもしれません。姫ちゃんには申し訳なかったのですが、その夜はソフトエリカラをして寝てもらいました。その夜は暴れることもなく、朝まで比較的大人しく寝ていました。暴れて疲れていたのかもしれません。

虫除けで神経症状が出るなんて洒落になりません。ただ、殺虫剤って昆虫に神経症状を起こさせるクスリだからな…

医薬部外品が低リスクとは限らない

医薬品は効き目がある分、副作用もあるだろうとは思うのですが、個人的に医薬部外品だと効き目はゆるくて副作用もなく安心して使えると思ってました。

これが大きな間違いでした。

こちらを読んでいれば、絶対にこうした製品に手を出すこともなかったでしょう。買った製品の成分を見ると、フェノトリンピペロニルブトキシドで完全にビンゴです。

全米農薬情報センターのWebサイトでは、”Cats may have an increased sensitivity to the effects of pyrethroid insecticides, including d-phenothrin.猫はd-フェノトリンを含むピレスロイド系殺虫剤への感受性が高い可能性がある)”と書いてありますし、アメリカでは猫向け製品でフェノトリンは使用禁止になっているようです。

えーっと…猫用製品に使っちゃいけないんじゃないの、この殺虫成分…

ただ、「フェノトリン 猫」で検索すると、結構な数の製品がヒットしますね…フェノトリンは哺乳類には安全という風に書かれていますが、実際にあの反応を見るとドン引きします。

製品のレビューを見ると、なんの問題も無かった猫ちゃんも多いのですが、少なからず悪い反応を見せた猫も居るようです。製品をディスるのもアレですので、どの製品を使ったかは書きませんが…個人的には今後、絶対にフェノトリン入り製品は使いません!

医薬部外品だから安全…というわけではありません。よくよくお気をつけください。殺虫剤って怖いな…。。。

コメント

  1. エミ より:

    こんにちは!
    たけさん、ビックリしましたね。
    アペがフロントラインを垂らした時と同じ症状です。
    病院のは大体安全ですが、まれにその子によって敏感に反応するのです。
    アペは、アレルギーあるけど、元々敏感肌か?と思います。(下僕と一緒w)
    最初は「何かされたっ!」と驚いたのかと…で、気にしてずっと首を回して舐めてましたね。
    落ち着くまで大変でした。
    それ以来フロントライン系は していません。
    飲み薬にしてました。でも製造中止になったので、今はひたすら前に書いた殺虫成分の無い赤ちゃん用で、ごまかして?ます。
    垂らす系を試すのなら、病院で…それでダメだったらアペと一緒です。
    カイカイになりませんよう、お互い頑張りましょ!笑

    • たけ たけ より:

      エミさん、こんにちは。

      うーん、病院でやってもらうフロントラインでもそういう症状が出ることもあるんですね…。
      まあ、私も初めてやったことですし不慣れなところがあったかもしれませんが、
      あの妙に落ち着きのない態度と、どんどん悪くなっていく状況に耐えられませんでした。
      自分自身は、医薬品や医薬部外品などにほとんど反応しないので分かりませんが、
      本ニャンとしては耐え難い不快感があったようです。
      こんなことなら面倒ではありますが薬用シャンプーで殺菌したほうが気がラクです。
      とりあえず脱毛も一時的で済んでますのでこの春は様子見です。
      花粉かなにかのアレルギーだったのかなあ…

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