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【日記】祈り

3 日記
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祈り

私はよくX(旧Twitter)で遊んでいますが、正直、ひどいところだと思ってます。

私のフォロワーさんは猫バカさんが多くてその界隈に居ると落ち着いた気分になれますが、一歩離れると罵り合いの応酬が繰り広げられ、世の中の出来事は全て陰謀であるかのような言葉が綴られ、他人の不安を煽っては金儲けしようとする輩も少なからず居て…特に最近はXでの収益目的でのインプレッション稼ぎで過激な発言や無駄なポストやリプライなども目立ちます。

ただ、時々、「おおっ」と思えるようなポストに出会うことがあります。個人的には以下のポストを目にして唸ってしまいました。

緊急時に、何もしないことが最良でありうることを認め、何もできないことを受け止め、何かした気になることを戒め、何かしないと不安になることと戦うことの別名を、祈ると呼ぶ

淡々と生きることも「祈り」

阪神淡路大震災の時も、東北東日本大震災の時も、何にもできなかったんですよね…仕事もあったので現地に行ってボランティア活動などもしませんでしたし、せいぜい、少額ながら寄付をしたり、電気のムダ遣いを控えたり。今回も、現地で復旧活動に勤しむ行政や自衛隊さんなどに感謝しつつ、淡々と生活して祈ることとします。

2024年の元旦に発生した地震もまだまだ被害の全容はよく分かっていないようです。まだ現地もボランティアを受け入れられる体制が整っていません。赤十字さんは被災地の寄付を1月4日から募っています。

石川県も義援金の受け入れを開始しました。

楽天では、カードや振込以外に楽天スーパーポイントでの寄付も可能となっています。

被災地以外の場所で出来ることは、寄付金・義援金の受け入れ先へ振り込んだり、物流が回復したら(ここ大事)先方が提示している欲しいものリストとかを使って必要な物資を送ってあげたり、とやれることはいくらでも出てきます。なんならふるさと納税の制度をつかって返礼品を無視して納税してあげれば良いのです。

間違っても、思い込みやらインプレッション欲しさに嘘やら誤った情報を発信したり、被災直後の現地に自家用車で突撃することなどは厳に慎むべきかと思います。

こうした時こそ何もしないことが最良でありうることを認め、何もできないことを受け止め、何かした気になることを戒め、何かしないと不安になることと戦うべきかと。被災地の復旧には時間がかかります。なにかしてあげたいとザワザワしている方々には、これからいくらでも出番はあるはずです。

最近は復旧ボランティアさんの仕組みもかなりシステマティックになってきていて、それに参加される若い方もたくさんいらっしゃっているようで、そんなニュースを見るたびに社会は危機を乗り越えて成長していくんだなあと感じたりしています。

しかしながら、地震の被災者の方々はなんの落ち度もない方々です。一日でも早く日常が取り戻せますように。

コロナ禍で5類になって初めての年末年始ということで、久しぶりに帰省された方も多かったと思います…一日も早い復興をお祈りします。

 

 

コメント

  1. 猫乃三時 より:

    3.11の時、会社からの指示で13日に福島に入りました。
    数十キロ離れた所にあるメルトダウンした原発に怯えながら約一ヶ月以上
    毎日数十人の亡くなられた方のお世話をさせていただきました。
    それはとても酷く、辛く、悲しく、残酷な経験でした。

    そこでの経験から災害が発生する度に「行かなければ、何かしなければ」という思いに取り憑かれ、
    震災の度に安全な場所でメディアが発信する情報を鬱々としながら受け取る自分がいました。
    あまつさえ、その映像を観る事により福島での辛かった記憶が蘇り暗い気分になることもしばしばでした。

    ですが今回紹介していただいたこのポストに救われた気がします。
    そしてこのポストを私に紹介してくれたたけさん、ありがとう。

  2. 猫乃三時 より:

    そしてこの言葉って晩年の猫に寄り添う下僕の心構えにも通じると思います。
    「祈ることしか出来ない」と嘆くのではなく「胸を張って祈る」、そんなことが次は出来そうです。

  3. たけ たけ より:

    猫乃三時さん、こんにちは。

    そうですか、そんなタフなご経験をされていたのですね…

    SNSで勝手なことを言ったり、過激な嘘で目立とうなどとは考えませんが、
    いい歳をした大人として、「何かした気になる」ことは慎みたいと思います。

    昔に比べて「自分は無力である」ことを認められるようになりました。
    何事も一生懸命に向き合うつもりですが、
    自分が出来ること以上のことは出来ないことも理解できるようになりました。

    「胸を張って祈る」 はい、いいフレーズですね!

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